生まれて間もない赤ちゃんはとにかく可愛いですが、育てて行く上で課題になりやすいのが「睡眠」
「赤ちゃんが生まれたけど、全然寝てくれない」「寝てもすぐに起きてしまうけど、これって普通なの?」
そんな疑問を持つ親御さんがほとんどではないでしょうか。
私も現在,
私も生後3ヶ月の子供を育てていますが、生まれて間もなくは、泣き続ける子供を1時間ひたすら抱っこして寝かしつけるなど苦労しました。
とにかく大変だったので、なにか役に立つ情報はないかと複数の本を読んで赤ちゃんの睡眠について勉強をしました。
勉強してみると「そうだったの!?」と驚くことが多く、良かれと思ってやっていたことが逆効果のものすらありました。
意外と知られていないことが多い印象なので、赤ちゃんの睡眠に関する6つのポイントにまとめました。
睡眠リズムを把握しておく
眠りにはリズムがあり、レム睡眠とノンレム睡眠を1セットごとに繰り返しています。
大人の場合はおおよそ90~120分が1セットの目安となっています。
新生児の場合はかなり短く、1セット40~50分程。
また眠ること自体がまだ上手に出来ないため、全体的に睡眠が浅くセットが変わるタイミングで目が覚めやすい傾向があります。
つまり夜中に何度も起きてしまうのは自然なこと。
「ぐっすり寝れていないようだけどウチの子大丈夫かな」と心配する必要はありません。
活動時間を意識する
なぜ活動時間を意識する必要があるのかというと、赤ちゃんは疲れすぎてしまうとスムーズに入眠できなくなるからです。
「疲れているならぐっすり眠ってくれるはず」と思われるかもしれませんが、実は全くの逆。
活動時間を超えてしまうと疲れ過ぎてしまい、入眠時づらくなってしまうのです。
新生児の活動時間はどれぐらいかというと、40分程度と言われています。
活動時間内に寝かしつけるために、起きてから20~30分経ったら寝床に連れて行ってあげて、寝かしつけを始めるのがオススメです。
「毎回40分計って寝かせるなんて無理!」と言いたくなりますがご安心を。
下記の2つの時間帯について活動時間を意識していけば、徐々に睡眠リズムが整っていきます。
- 朝起きてから次に寝る(朝寝)までの活動時間を超えない
- 夕寝から起きて、夜の就寝までの活動時間を超えない
朝寝と夕寝だけ気をつける理由は下記の通り
朝寝
- 1日の睡眠の中で一人で寝てくれる成功確率が一番高い
- 朝寝が出来ると1日のリズムも整う
- リズムが整うと昼寝もうまく出来る確率が上がる
- 成長に伴い朝寝が昼寝にズレていった際に、スムーズに昼寝できる可能性が高くなる
夕寝
- 親も赤ちゃんも疲れていて、日中の睡眠の中で一番難しいため
- 夕寝をさせないで起きている時間が長くなると、疲れすぎて夜の睡眠に悪影響が出る
昼寝まで気にしていたら日中に他のことが何も出来なくなるため赤ちゃんの様子を見ながら寝かしつけてあげましょう。
昼寝は明るい部屋でさせる
人間の体には体内時計が備わっており生活リズムを維持してくれています。
規則正しい生活を送るうえで体内時計が機能していることが必要不可欠ですが、
新生児の赤ちゃんは体内時計がうまく働いていないため、昼夜の区別がついていません。
体内時計が機能し始めるのは生後1ヶ月頃からですが、すぐに体内時計が正しく機能するわけではありません。
体内時計が正しく機能するように昼間に光を浴びさせて調整する必要があります。
昼間は生活音がある明るい部屋で昼寝をさせてあげて、体内時計の調整を促してあげましょう。
どうしても音が気になってしまってなかなか寝付かない赤ちゃんの場合はホワイトノイズなどで生活音を和らげてあげるのも一つの手です。
Youtubeなどで検索すると無数に出てきますので、お試し下さい。
夜寝る部屋は暗くする
夜中の授乳やおむつ替えのために常夜灯をつけっぱなしにして寝ているご家庭も多いかもしれませんが、夜寝るときはなるべく部屋を暗くしてあげるのが望ましいです。
この時期の赤ちゃんは光などの一点を見つめて目が離せなくなる特徴があるため、常夜灯から目が離せなくなり睡眠に悪影響が出る可能性があります。
授乳やおむつ替えの際は手元を照らす用のライトを用意しておくのがオススメ。
その時も赤ちゃんの目に直接光が入らないよう注意してあげてください。
10時までに日光浴をする
こちらも体内時計の調整に関する行動になります。
体内時計のリセットには日光を浴びるのが手軽で効果的です。
新生児のうちは外出が出来ませんが、窓際で日光を浴びさせてあげればOKです。
時間は15分程が目安。
「天気が悪い日は出来ないじゃん」と思うかもしれませんが、曇りや雨の日でも体内時計をリセットするのに十分な光量があるため、晴れている日と同様で問題ありません。
夜泣きをしてもすぐに対応しない
赤ちゃんが夜泣きをしたらすぐに対応してあげたくなりますが、赤ちゃんのためにも2~3分我慢するのがおすすめです。
その理由は赤ちゃんの眠る力を伸ばすため。
赤ちゃんには自分で眠る力も備わっているため、夜泣きをしてすぐに対応をしてしまうと赤ちゃんが持っている眠る力が育っていきません。
理想的な流れとしては
- 2~3分様子を見る。
- それでもだめなら声をかけてあげる
- お腹を優しくトントンしてあげる
- 最後の手段として抱っこする
もちろん赤ちゃんによっては抱っこをしてあげないと泣き止まないこともあります。
そのためこちらの項目は時々試してあげるぐらいでも構いません。
赤ちゃんの様子や住環境の状況に応じて無理のない範囲で試してみてください。
まとめ
生後1ヶ月までの赤ちゃんの睡眠に関するポイントをご紹介しました。
- 赤ちゃんの睡眠サイクルは40~50分のためすぐに目が冷めやすい
- 40分程度で寝かしつけに入るとスムーズにいきやすい
- 寝かせる環境は昼は明るく賑やかに、夜は暗く静かにする
- 午前10時までに日光浴をさせてあげる
- 夜泣きをしてもすぐに対応しない
これだけでも頭の片隅に置いておくと赤ちゃんの睡眠の悩みを減らすことが出来ます。
生後0~1ヶ月目は赤ちゃんはうまく寝るのが難しく、親は赤ちゃんの一挙手一投足に翻弄されがち。
正しい知識を見につけて、最初の1ヶ月を乗り切りましょう!