学びを結果に変える アウトプット大全 本のレビュー

皆さんは日々の中で、インプットとアウトプットどちらに比重を置いて過ごしていますか。

テレビやSNSを見たり、読書をする等、インプットに比重を置いている人がほとんどではないでしょうか。

何らかの形で情報を形にする、いわゆるアウトプットを重視して行っている人は、少ないのではないのでしょうか。

この本では、アウトプットの重要性、アウトプットがもたらす驚くべき効果を科学的根拠も交えて紹介しています。

更に、生活の中でアウトプットをしていくにはどうしたら良いかまでまとめられており、 アウトプットについて学ぶ際の、初めの1冊としておススメ出来る1冊になっています。

どんな本なのか?

作者の樺沢紫苑さんは精神科医として活躍しながら、SNS、メールマガジン、Youtubeなどで累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報を発信しており、「日本一、情報発信する医師」として活動しています。

そんな樺沢さんの経験から、100のアウトプットにまつわる知識・情報が書かれています。

アウトプットについての考え方から、話す、書く、行動など具体的な内容まで幅広く扱っており、 各項目も数ページでまとまっていて、アウトプットを学びたい人におススメの本となっています。

出版日&ページ数

2018年8月3日

出版 270ページ

読了所要時間

2~3時間

一項目が数分で読めるため、スキマ時間での読書に向いています。

こんな人におススメ

  • アウトプットについて勉強がしたい人
  • 情報発信する技術を身に着けたい人
  • 効率よく自己成長をしていきたい人

作者について

作者名 樺沢紫苑 職業 精神科医 作家としても活躍しており、この本を出版した時点で28冊の本を出版。

毎月20冊以上の読書を30年以上継続。

  • メルマガ毎日発行13年
  • Facebook毎日更新8年
  • youtube毎日更新5年
  • 毎日3時間以上の執筆11年
  • 年2~3冊の出版10年連続
  • 新作セミナー毎月2回以上開催 9年連続

上記の通り物凄いアウトプット量を誇り、 「日本一アウトプットをしている精神科医」として活躍しています。

本の内容 要約

本書では、アウトプットを5つのチャプターに分けて、100個のテーマについて解説しています。

CHAPTER1 アウトプットの基本法則 RULES

2週間で3回以上アウトプットすると長期記憶として残りやすくなります。

定期的に情報にふれることで、脳が「この情報は必要なものなんだ」と認識して、記憶の定着率が上がります。

インプットとアウトプットの黄金比は3:7  インプット時間の2倍近くアウトプット時間を作ることが大切。

SNSやノートを活用し、アウトプットの機会を増やしていきましょう。

CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方 TALK

「悪口」

ストレス解消として飲み会で会社や上司の悪口大会を開いた経験がある人は多いのではないでしょうか。

一般的にストレス解消になると思われている「悪口」ですが、

実は悪口には話すほど自分が不幸になる大きなデメリットが有るのです。

悪口を話す3つのデメリット

  • ストレスホルモンが増える
  • 人間関係が悪化する
  • 悪いところ探しの名人となる

悪口を言うと、悪い記憶の定着が強化されてしまい、ストレスホルモンも増加します。

もちろん人間関係にも悪い影響を与えますし、悪口を言えば言うほど、悪口が上達します。

できるだけ「悪口」は言わず、他の方法でストレス解消が出来るようになるのが、懸命と言えるのではないでしょうか。

「断る」

忙しい現代、自分の時間を確保するためにも「断る」というのも重要なスキルになっています。

とはいえ、断るのが苦手でつい引き受けてしまうという人も多いでしょう。

そんな方は、断る基準 を明確にしておくと良いでしょう。

優先順位を予め決めておいて、常に同じ基準で迷わず断る。

断るときは、謝罪(感謝)+理由+断り+代替案を伝える。

この2つを意識して行えれば、機械的に断る事が出来ます。

基準があるので、「Aさんの時は引き受けたのに」と変に恨まれる心配もありません。

「相談する」

相談職をしていますが、「相談しても意味がない」と思っている人が意外と多くいるものだなと感じています。

しかし相談することには皆さんが思っている以上のパワーを秘めているのです。

人はストレスに対し、コントロールできる感覚を持つことで、ストレスの影響を減らすことが出来ます。

ここで重要なのは、実際にコントロール出来る状態になくても、感覚を持つだけでよい点です。

人に相談することで、対処法が示されたり、頭の中が整理されて自分の中で対処法や方向性が見えてくる様になります。

そうすると、相談する前よりストレスをコントロール出来る感覚が出てくるため、不安やストレスが低減するのです。

「自己紹介する」

自己紹介が苦手な人は、自己紹介の練習をしておくといざという時スムーズに自己紹介が出来ます。

30秒(200文字)、60秒(400文字)の2パターンの原稿を作っておくと良いでしょう。

自己紹介の6つのポイント

(1)誰にでもわかるように話す専門用語などは使わず、誰にでもわかるように話す
(2)差別化ポイントを盛り込む尖った部分、変わった部分、長所、他人との差別化ポイントを盛り込んで記憶に残りやすくする。
(3)数字を盛り込む「映画が大好きです」ではなく、「年に100本映画を見ます」と話すと「すごいな!」と印象に残りやすくなります。
(4)ビジョンを盛り込むビジョン、目標、使命など自分が実現したいこと、想いを盛り込むことで、後から声をかけられる確率がアップします。
(5)非言語的コミュニケーションを意識する最も重要なポイントは「何を喋るか」ではなく、「どう喋るか」 前を向いて、笑顔で、大きな声ではっきりと喋るだけで、好印象を与えられます。
(6)自分らしさを追加する自分らしさや個性をワンポイントでアピールできるエピソードを用意しておくと、魅力的な自己紹介になります。

CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方 WRITE

「手で書く」

パソコンやスマホを使って文字を打つ機会が圧倒的に増えた現代ですが、記憶に残したいことは「手書き」で書くのがオススメです。

手書き中はブローカ野という言語処理にかかわる脳の部位が活性化します。

手書きの方が記憶定着率や創造性が高まるという研究結果も出ているため、面倒でも勉強する時は手書きで行ったほうが、成果を出すことが出来ます。

「落書きをする」

学生時代、授業中に落書きをした人は多いと思いますが、そんな落書きに意外な効果がありました。

落書きについてプリスマ大学での実験で「落書きをした」参加者は「落書きをしなかった」参加者より29%記憶力が高かったという結果となりました。

落書きをすることで感情が刺激され、結果記憶力が高まるのです。

集中できなくなったと感じたら、積極的に落書きをしてみましょう。

アイディアが生まれやすい「創造性の4B」

リラックスしているときにアイディアは生まれやすいというのは、あなたも経験上納得できるのではないでしょうか。

アイディアが生まれやすいと言わる4つのBは次の場所になります。

  • バスルーム(風呂、トイレ)
  • バス(乗り物、移動中)
  • ベッド(寝室)
  • バー(お酒を飲む場)

こういった場所で過ごす際には、思いついたアイディアを残せるように、すぐにメモを取れる準備をしておくと良いでしょう。

「目標を書く」

目標を達成するためには適切な目標設定が必要になります。

脳科学に基づいた、実現する目標の書き方には5つのポイントがあります。

  1. 難易度をちょい難にする
  2. 期限をつける
  3. TO DOに落とし込む
  4. 客観的に評価できるようにする
  5. 小さな目標に分割する

今の自分が少し頑張れば出来る目標を立てて、少しずつ前進していくことで、大きな目標を達成に近づけます。

CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力 DO

「行動する」

本を読んで気づきを得ても、行動しなければ現実は変わらず「自己満足」になってしまいます。

現実を変えたいのなら、行動あるのみ。

まずは、本記事で紹介した知識を生活に取り入れてみて下さい。

「集中する」

最近の脳科学の研究で、人間の脳はマルチタスクが出来ない、ことが明らかになっています。

一見効率が良さそうに見える「ながら作業」も2つの作業を切り替えて行っているため、脳への負荷が高く処理能力も低下してしまいます。

目の前の一つのことに集中してアウトプットするのが、最も効果的なアウトプット法なのです。

「始める」

仕事や勉強のやる気を高める方法は「まず始める」とです。

作業を5分ほど行うことで、脳に刺激が入りやる気が出てきます。

一見矛盾しているようにも見えますが、これが最強のやる気の出し方です。

「決断する」

日々の生活の中で人生を左右する大きな決断から晩御飯のメニューなど小さな物まで、私達は日々決断をしています。

そんな決断ですが、迷ったら直感で決めてしまいましょう。

「ファーストチェス理論」

プロのチェスプレイヤーを対象に行った実験で、5秒で決めた1手と、30分考えた1手は86%一致しました。

つまり、ある程度の知識や経験があることについて直感的に浮かんだ最初の判断は、かなりの確率で正しいのです。

自分を信じて、決断していきましょう。

CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法 TRINING

「健康について記録する」

アウトプットのトレーニングは1日1分から始めることが出来ます。

その方法が、「健康について記録する 」です。

やり方は簡単。

1.体重の記録日々の体重の記録
2.その日の気分      朝起きて目が覚めた瞬間、その日の気分を-5から+5の11段階で評価する。 普通が0、調子が最高5、最悪なら-5を記入。 気分が良い(悪い)理由も一言で良いので書く。
3.睡眠時間    何時から何時まで寝たのか。何時間寝たのかを記入する。

この方法は、アウトプット力を高めるとともに、自分の体調の変化に気づきやすくなります。

1分の作業に対して、得られるメリットは大きなものなので、ぜひやってみて下さい。

読書感想を書く

読書をしてアウトプットすることで、記憶に残り自己成長につながります。

読書感想の7つのメリット

  1. (本の内容が、圧倒的に記憶として定着する
  2. 本の内容を、より深く理解することができる
  3. 本の内容が整理される
  4. 文章力がアップする
  5. 思考力、考える力がアップする
  6. 自己洞察が進む
  7. 飛躍的に自己成長できる

読書感想テンプレート
ビフォー+気づき+TO DO
〈例文〉

ビフォーこの本を読む前の私は〇〇でした。
気づきこの本を読んで私は、△△について気づきました。
TO DO今後、××を実行していこうと思います。

書評

私自身、読書が好きでインプットは割と行っていましたが、アウトプットは一切行っていませんでした。

この本を読んで、アウトプットの重要性を知ったことで、少しずつですがアウトプットを楽しんで行えるようになりました。

様々なアウトプットについての知識が記載されており、アウトプットの具体的なやり方もいくつも書かれていているため、無理なくアウトプットについて学ぶことが出来ます。

一つ一つのテーマが細かく分かれていて、文章も読みやすいため、読書が苦手な人でも読みやすく、手軽に自己啓発をしたい方にもおすすめの冊です。

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